冬の洗濯

冬の洗濯は川の水で洗うこともありましたが、風呂の残り湯も使ったそうです。風呂の残り湯は、当時「風呂もらい」といって風呂を沸かすと近所の人を呼んで入れてあげたそうです。昔は風呂を沸かすには川の水を汲んで、運んで、薪で沸かさなければならなく、一週間に1回くらいしか入らなかったようです。

風呂の残り湯は川の水より温かいため、洗濯に使っていたようです。しかし、風呂もらいによって15人くらい入ったあとの残り湯は決してきれいとは言えません。むしろ汚かったようです。それでも暖かさが残るその水で洗濯をしたようです。今考えて見るとかなり汚かっただろうと笑いながらお話されていました。ゆすぎもその水を使っていたそうです。