作業療法学生が実習を終了しました。

 利用者様の協力のもと、2か月間実習させていただいた、新潟医療福祉大学 作業療法学科4年の山口穂乃花さんです。無事に実習を終えることができましたので越南苑での実習の様子を質問形式で教えてもらいました。

実習の難易度に関して良かったことを教えて下さい。

 スーパーバイザー(臨床実習指導者)の先生からお手本を見せて頂いたり、指導を受けてから利用者様に対して実施することが多く、段階を踏んだ関りをすることができて難易度は丁度よかったです。

実習を経験して良かったことを教えて下さい。

 実際に利用者様と関わることで、授業や教科書だけでは得られない知識や経験をたくさん積むことができました。さらに、思うようにいかないことがあってもその場に合わせて臨機応変に対応することを身に染みて感じることができました。

越南苑の雰囲気について良かったことを教えて下さい。

 無理にリハビリを行ってもその方のためにならないし、デイケアに行きたくないと思う気持ちにも繋がると思うので、リハビリ室に好きな時間に来て、好きな時に帰るという自由で開放的な雰囲気のあるデイケアはとても良かったです。

実習環境に関して良かったことを教えて下さい。

 スタッフのみなさんがとても優しく、困ったこと、分からないことがあると丁寧に教えて頂き、実習しやすい環境でした。また、私は出身地がこの辺ではないので近くにあるお店や施設などを教えてくださる方もいらして助かりました。

レポートオンライン方式に関して良かったことを教えて下さい。

 スーパーバイザーの先生からのアドバイスをリアルタイムで確認することができるので、家に帰っても修正することができる点が良かったです。また、パソコン上で情報を共有できるので修正を重ねて、よりよいレポートを作成することができます。1回1回印刷しなくてもその場ですぐにアドバイスをもらうことができるレポートオンライン方式は私にとても合っているやり方でした。

実習で大変だったことを教えて下さい。

 毎日の課題の量は丁度良く、困った時や大変と感じる前にスーパーバイザーの先生がアドバイスをしてくれたり、手助けをしてくれたりしたので実習中大変と感じたことは特にありませんでした。

越南苑での実習全体に対しての感想を教えて下さい。

 実習が始まった最初の頃は不安と緊張から、利用者様に自分からなかなか話しかけることができませんでした。しかし、日が経つにつれて慣れていき、たくさんの利用者様と会話したり、ROM運動やマッサージなどを実施したりして関わることができました。利用者様からの感謝の言葉や実習が終わることに対して寂しいなどといった言葉を頂き、とても嬉しく思いました。今後の実習や将来OTとして働く際に、どんなに辛いことがあっても患者さんからのそういった言葉によってやりがいを感じる職業であるということを実感しました。2か月は長いようであっという間でした。毎日たくさんの経験や学びがあってとても充実した実習でした。