全国介護老人保健施設大会に参加して来ました。
9月22日~23日、兵庫県神戸市で全国介護老人保健施設大会が開催され、若井看護部長が演題発表をしました。
題目は「認知症専門病棟における新型コロナクラスター発生」です。今年2月に発生した経験を振り返り、今後の対応として何かが重要かを発表してきました。
入所棟でコロナが発生すると、通常業務とは別に感染対策を行う必要があります。そのためには、人手が多く必要になります。「人手の確保」と「感染を広げないために人、物のゾーニング」を実施しました。そのためには、「事前にコロナが発生した場合の職員の応援態勢」を整えて置くことが重要です。これらの知見を今回の大会で発表してきました。
質疑応答では、ゾーニングで認知症病棟では居室にとどまることができない利用者様もいます。その利用者様の対応として、濃厚接触の定義にあてはまらない程度に散歩をしていただき、職員は後ろから触った場所を消毒しながらついて行ったことを説明しました。その説明を聞きながらうなづいている参加者が多くいました。
コロナとの戦いは今後も続きます。この知見を生かして、コロナが発生したとしても適切に対応できる態勢を整え、的確な対処を実施していきます。